社会を明るくする運動 講演会



                             平成26年7月2日(木)


     
 講演会   更生保護を支える社会

                   講師  岩淵 道夫 氏



 神戸市児童殺傷事件、光市母子殺害事件、等を受けて、少年法の
厳罰化が進み、犯罪の低年齢化に対応している。
 2007年には、有識者会議を基に更生保護法として、犯罪者、非
行少年者の再犯防止、ならびに改善・更生を助けるリハビリテーション
・モデルの構築により、現体制になった。
 しかし、日本に於ける更生保護の概念は民間の協力の上にあった。
 「武士道」も物語っているが、日本は古来より農耕民族として公を大
切にし、規範意識の高さを誇る。
 自然に根ざした美しい環境で、素朴な正義感を持ち、思いやりの精
神が根本にあることは東北大震災時においても顕著である。
 卑怯を憎み、力の勝る者は力の劣る者を苛めてはいけない、といっ
た行動基準がえいえいとした営みのなかに強く育まれた。 
 社会を大切に思い、人間愛と社会奉仕の概念は社会への帰属意識
を高め、同時に民意の高さにつながった。
 出所後に社会へ帰る人々にとり、日本人が持つ特性は温かく、そし
て優しい。
 今後の複雑化する社会での犯罪予防と再犯防止に向け、新たな工
夫と努力をしたいと思います。
















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