社会を明るくする運動・講演会
| 平成25年7月11日 於:箪笥地域センター 更生保護施設の今 ~女性の更生保護施設の現場から~ 講師 福田順子 先生 更生保護施設・静修会荒川寮よりお迎えいたしました。 主任指導員・社会福祉士・保護司・民生委員を務められ、青少年女子・成人 女子のための更生保護施設を運営されておられます。 荒川寮は民間ベースで開設され、その後法人格を得て法務省認可を受けま した。民間では対応しきれない収容例の為に、国家行政で施設の開設が図ら れるも、建設段階での地域の猛反対により思うような展開につながりません。 更生保護活動は、本当に多くの方々のご協力とご支援のお蔭で初めて可能 になります。 当寮は、入所者に生活基盤整備と的確な処遇の提供を指針とし、単なる宿 泊施設ではなく、より早い社会への復帰と適応力の養成を最大の目的としてい ます。 日々繰り返される早朝起床、外を掃く、等の社会活動、就労努力、貯蓄、金銭 管理能力の養成等、自立を目的とする基本生活の完成に向けて営々と努力をし ています。 飲酒、喫煙、薬物、精神疾患、等、抱える問題も多岐にわたり、自己管理でき ない金銭管理サポートは、当施設指導の大きな部分に相当します。 買い物の誘惑はともすれば自己管理能力に負の刺激を与え、再犯の元凶に もなりかねません。 就労努力、蓄財能力に伴う生きる力を得ることで初めて住民票の取得と、自立 した社会生活が可能になると思います。 現在、寮生は覚せい剤事犯、万引き、傷害致死、等、犯罪の複雑さと凶悪性 は急激にその度を増しています。 精神疾患を患う寮生は、速やかな精神科医師による診断に繋げ、薬物の経験 者にはアディクション・ミーティング等をとおし、適切な薬物プログラムの導入も図 っております。 多様な依存症もみられ、背景にギャンブルと暴力が深く複雑に絡んでいます。 女性向け更生保護施設への支援は協力雇用主の存在が大変大きく、物的な援 助もある意味必要ですが、努力無く、苦労なくして物質に恵まれることはあり得な いことであり、まったく逆効果です。 物的援助ではなく、就労支援、多岐にわたる雇用の今後のご協力を頂きながら 、働く喜びを模索しております。 ご理解と温かいご支援を心よりお願いいたします。 |